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【体験談】引きこもりから障害者雇用の正社員になるまで|就労移行支援・再発・正社員登用のリアル

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この記事でわかること
  • 精神疾患を発症して働けなくなってから、正社員になるまでの実際の流れ
  • 就労移行支援に通って変わったことと、就職活動でつまずいたこと
  • 再発を経験してわかった、働き続けるために大切なこと

今、私は障害者雇用で働いています。2022年に事務職として働き始め、2023年に正社員に登用されました。その後、未経験からインフラエンジニアに転職しています。

でも、精神疾患を発症した2019年には、自分がまた社会で働けるようになるとは思っていませんでした。この記事では、働けなくなった時期から正社員になるまでの道のりを、つまずいたことも含めて正直にお話しします。

私がたどった道のり

発症・入院から正社員登用、エンジニアへの転職までの道のり

2019年:精神疾患を発症し、入院

家族のことや学業のことが重なり、大きなストレスを抱えました。その中で精神疾患を発症し、精神科に入院しました。退院後もしばらくは、「自分が障害を負った」という事実を受け入れられませんでした。

アルバイトを始めるも、無理をして再入院

母から「社会とのつながりを失ってはいけない」と言われ、実家の近くのコンビニでアルバイトを始めました。1年ほどは順調に働けましたが、知人の誘いで飲食店に就職したところ、夜遅くまでの体力仕事で疲れがたまり、症状が悪化。再び入院することになりました。

就労移行支援に通い始める

「このままではいけない」と感じていた頃、インターネットで就労移行支援という福祉サービスを知りました。就労移行支援事業所に1年以上通い、生活リズムを整えるところから始めました。このころは、障害者グループホームで生活リズムを整えていました(グループホームで生活を整えた体験談)。

就職活動:自分で応募した書類は1社も通らなかった

通所を始めて約1年後に、就職活動をスタートしました。ハローワークや求人サイトを使って書類を送り続けましたが、書類選考を通過した会社は1社もありませんでした。ハローワークで応募したときのことは、ハローワークで応募する方法にくわしく書いています。

事業所の紹介で実習、そして採用

そんな中、就労移行支援のスタッフが紹介してくれた企業で実習をさせてもらい、そのままアルバイトとして採用が決まりました。

服薬をやめて再発し、退職

ところが、服薬を怠ったことで、働き始めて1か月後に再発。退職することになりました。

障害を受け入れ、同じ職場に再入社

この再発で、「薬を飲まないと症状が出る」という事実をようやく受け入れました。退院後は再び就労移行支援に通い、以前の職場から声をかけてもらったことで、これまでの経緯を正直に話したうえで再入社しました。2022年のことです。障害者手帳を取ってオープンで働くと決めた理由は、障害者手帳は持つべき?に書いています。

1日4時間から、1年後にはフルタイムへ

再入社後は、1日4時間の時短勤務からスタートしました。体調を崩さないように少しずつ勤務時間を延ばし、1年後にはフルタイムで働けるようになりました。

2023年:正社員に登用

他社から正社員の内定をいただいたことをきっかけに、上司から「うちで正社員にならないか」と声をかけてもらい、今の職場で正社員になる道を選びました。

その後:年収アップ、そしてエンジニアへ

正社員になってからは、総務事務の仕事に加えてITヘルプデスクも任されるようになりました。2年で年収は200万円から360万円に上がり、コスト削減の提案でA評価も受けました。その後、未経験からインフラエンジニアに転職しています。

就労移行支援で身についたこと

この章のポイント

就労移行支援は、仕事のスキル以上に「毎日同じ時間に通う」という土台を作ってくれました。

  • 規則正しい生活習慣:毎日決まった時間に通うことで、働くためのリズムができた
  • 体調管理の方法:疲れのサインに気づき、早めに休む習慣がついた
  • パソコンのスキル:Excelがまったくできなかったが、教材で学び、MOSのExcel(Specialist)に合格した
  • ビジネスマナー:あいさつや報連相など、職場の基本を練習できた

振り返って思うこと

つまずいたこと

自分で応募した求人は書類選考を1社も通らなかった。服薬をやめて再発し、せっかく決まった仕事を1か月で辞めることになった。

助けになったこと

事業所が企業を紹介してくれた。再発のあとも、以前の職場が声をかけてくれ、時短勤務から少しずつ働く時間を延ばせた。

就職活動については、事業所に企業を紹介してもらえたことで道が開けました。今振り返ると、就職の勝率を上げるなら、求人サービスを運営していて「就職の出口」がしっかりしている就労移行支援を選ぶのもおすすめです。

私が社会復帰できた2つの理由

就労移行支援で、働く土台を作ったこと

生活リズム、体調管理、パソコンのスキル。働くための基礎を、1年以上かけて少しずつ固めることができました。あのとき就労移行支援を利用していなかったら、今の私はなかったと思います。

障害を受け入れ、服薬を続けたこと

再発を経験して、ようやく自分の病気と向き合えました。服薬と生活習慣を守ることで、それからは大きく体調を崩すことなく働けています。

もう1つ付け加えるなら、最初から無理をしないことです。飲食店で無理をして再入院した経験も、時短勤務から少しずつ延ばして正社員になれた経験も、どちらも「自分のペースを守る大切さ」を教えてくれました。入社するときに、業務に慣れるまでの配慮をお願いしたのも、この経験があったからです。

同じように悩んでいる方へ

働けなくなった時期は、先がまったく見えませんでした。それでも、支援を使いながら少しずつ進んだことで、正社員になり、新しい仕事にも挑戦できています。

回り道をしても、再発しても、そこで終わりではありません。今つらい時期にいる方は、まず主治医や支援機関に相談してみてください。私の経験が、少しでも参考になればうれしいです。

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