- 時短勤務とフルタイム、どちらから始めるべきか
- 週20時間から始めてフルタイム・正社員になった私の体験
- 勤務時間を増やすタイミングと、上司への相談のしかた
障害者雇用の求人には、週20時間や週30時間の短時間勤務と、週40時間前後のフルタイム勤務があります。「収入を考えるとフルタイムがいいけど、体調がもつか不安」と迷う方は多いと思います。
私は精神障害があり、体調を崩して前の職場を辞めたあと、同じ職場に再入社しました。そのときは週20時間の勤務から始め、少しずつ時間を延ばして、最終的にはフルタイムで働き、正社員に登用されました。この記事では、その経験から「時短とフルタイム、どう選ぶか」をお伝えします。
- ブランクがある人や復職する人は、まず時短勤務から始めるのも一つの方法
- 最初からフルタイムで体調を崩すより、時短でも「勤怠の安定」を最優先に
- 余裕が出てきたら上司や人事と相談して、少しずつ時間を増やし、フルタイムを目指す
時短勤務とフルタイムの違い
| 項目 | 時短勤務(週20〜30時間) | フルタイム(週40時間前後) |
|---|---|---|
| 体調への負担 | 少ない。休む時間を取りやすい | 大きい。疲れがたまりやすい |
| 収入 | 少なめ | 多い |
| 任される仕事 | 限られることがある | 幅が広がりやすい |
| 正社員登用 | 会社によっては対象外のことも | 登用の制度がある会社なら道が開けやすい |
| 向いている人 | ブランクがある人、復職する人、体調に不安がある人 | 体調が安定していて、生活リズムが整っている人 |
障害者雇用では、週20時間以上の勤務から企業の雇用率の対象になるため、短時間から始められる求人も少なくありません。
私の体験:週20時間から始めた

体調を崩した経験があったので、再入社のときは「体調への負荷の様子を見る」ために、あえて短い時間から始めました。
私は前の職場で体調を崩し、一度退職しています。その後、同じ職場に再入社したときは、体調への負荷がどのくらいかを見るために、週20時間(1日4時間)の勤務から始めました。
実際に働いてみると、思っていた以上に体力を使いました。週30時間の勤務ですら、きついと感じた時期があります。もし最初からフルタイムで働いていたら、また体調を崩していたかもしれません。
週20時間(1日4時間)でスタート
まずは休まずに通うことを最優先に。体調の変化を見ながら、仕事と生活のリズムをつくりました。当時はグループホームに住みながら働いていました。くわしくはグループホームで生活を整えた体験談で書いています。
少しずつ勤務時間を延ばす
体調を崩さないように、様子を見ながら時間を延ばしていきました。週30時間でもきつい時期がありましたが、無理をしすぎないことを大切にしました。
約1年でフルタイムに
少しずつ慣れていき、再入社から約1年でフルタイムで働けるようになりました。
正社員に登用
フルタイムで安定して働けるようになったことで、正社員への道が開け、2023年に正社員に登用されました。
時短勤務から始めたほうがいい人
- ブランクがある人:しばらく働いていなかった人は、まず働く生活リズムに体を慣らすところから
- 復職する人:休職や体調不良からの復帰は、負担を少しずつ増やすのが安心
- 体調の波がある人:調子の良い日と悪い日の差が大きいうちは、無理のない時間から
- 初めて障害者雇用で働く人:職場や仕事に慣れるまでは、短い時間で様子を見るのも一案
最初からギアを上げてフルタイムで働き、体調を崩して休みが増える。結果的に勤怠が不安定になり、評価も下がってしまう。
時短でもいいので、まずは休まず通える状態をつくる。勤怠が安定してから、少しずつ時間を増やしていく。
障害者雇用では、勤怠の安定が何よりも大切な評価のポイントです。短い時間でも休まず働けている実績は、そのまま信頼につながります。
勤務時間を増やすときの進め方
今の時間で、安定して働けているか確かめる
休まずに通えているか、帰宅後や休日に疲れが残りすぎていないかを、数週間〜数か月かけて確かめます。
負荷が思ったほどでなければ、上司や人事に相談する
「今の時間なら安定して働けているので、少しずつ時間を増やしたい」と、体調の様子とあわせて伝えます。主治医や支援機関に相談しておくと、より安心です。直接言いにくい場合は、定着支援を通して伝える方法もあります(職場定着のコツ)。
一気にではなく、段階的に増やす
週20時間から週30時間、週30時間からフルタイムのように、少しずつ増やします。きついと感じたら、無理せずまた相談しましょう。
最終的にはフルタイムを目指す
フルタイムで働けるようになれば、正社員登用の制度がある会社では、正社員への道も開けます。
よくある質問
Q. 時短勤務だと、ずっと収入が少ないままでは?
最初は少なくても、時間を増やしていけば収入も上がります。私も週20時間から始めて、フルタイム、正社員と進み、2年で年収が200万円から360万円になりました。
Q. 面接で「時短から始めたい」と言っても大丈夫?
大丈夫です。「体調を安定させて長く働くために、最初は短い時間から始めたい」と理由を添えて伝えると、前向きに受け取ってもらいやすいです。将来的に時間を増やしたい気持ちも、あわせて伝えましょう。
まとめ
- ブランクがある人や復職する人は、時短勤務から始めるのも一つの方法
- 最初からフルタイムで体調を崩すより、時短でも勤怠の安定を最優先に
- 余裕が出てきたら、上司や人事と相談して少しずつ時間を増やす
- フルタイムで働けるようになれば、正社員への道も開ける



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