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- uFitの完全栄養食が「障がいのある人の仕事」とどうつながっているか
- B型とは?給与と工賃の違いと、最新の平均工賃
- uFitがB型の事業所に製造をお願いする理由
- 割高でも私がuFitを選ぶ3つの理由と、飲み方ごとの栄養・値段
- 向いている人・向いていない人
- B型を利用したい人向けの、利用の流れと事業所の探し方
「せっかくお金を使うなら、誰かのためにもなるものを選びたい」と思ったことはありませんか?
精神障害があり障害者雇用で働く私が、最近選んでいるのがuFit(ユーフィット)の完全栄養食です。知ったきっかけは、好きなYouTuberのミニマリストKさんが、uFit代表の林さんにインタビューした動画でした。福祉施設に製造をお願いして、寄付ではなく「働いた対価」として工賃を上げていく仕組みを知り、商品を選ぶ理由になりました。
この記事では、uFitの商品が障がいのある人の仕事とどうつながっているのか、そして割高でも私が選ぶ理由を、正直に書きます。
- uFitは製造や梱包の一部を、障がいのある人が働く福祉施設(就労継続支援B型)にお願いしている
- 少し割高だが、食事で足りない栄養を補いやすく、何より味がおいしい
- 買うことが、施設で働く人の「働いた対価(工賃)」になる。福祉に支えられて働けるようになった私にとって、小さな恩返しになる
uFitとは?福祉施設とのつながり
uFitは、プロテインや完全栄養食などを販売しているフィットネスブランドです。公式サイトによると、完全栄養食やプロテインなどの製造を、障がいのある人が働く福祉施設で行っています。
主なお願い先は、宮城県の社会福祉法人「はらから福祉会」の就労継続支援B型事業所です。2020年の事業開始のころから、製品の一部の製造やパッケージ作業、梱包をお願いしてきたそうです。
| 時期 | uFitの取り組み(公式サイトより) |
|---|---|
| 2020年 | 事業の開始当初から、完全栄養食の製造を福祉施設に依頼 |
| 2021年 | 福祉施設への依頼が累計10万食を突破 |
| 2022年 | ソイプロテインの販売を開始 |
| 2025年7月 | ソイプロテインの累計販売数が300万食を突破 |
uFitは「機械だけの工場で作ったほうが製造の費用は安くなる」と認めたうえで、福祉施設での製造を続けています。目標は、施設で働く人の工賃を月7万円に上げること。公式サイトでは、障害年金と合わせて一人暮らしができる水準として説明されています。
- uFitは製造の一部を、障がいのある人が働く福祉施設にお願いしている
- 安さより、働く人の工賃を上げることを優先している
B型とは?「給与」と「工賃」の違い
ここは誤解しやすいので、先に整理しておきます。uFitの商品を作っているのは、会社に雇われている人(障害者雇用)ではなく、福祉施設で働く人です。受け取るのは「給与」ではなく「工賃」です。
| 障害者雇用 | 就労継続支援A型 | 就労継続支援B型 | |
|---|---|---|---|
| 働く場所 | 一般の会社 | 福祉の事業所 | 福祉の事業所 |
| 雇用契約 | あり | あり | なし |
| 受け取るお金 | 給与 (最低賃金以上) |
賃金 (最低賃金以上) |
工賃 (作業の対価) |
| 向いている人 | 体調が安定し、会社で働ける人 | 支援を受けながら雇用契約で働きたい人 | 体調や年齢に合わせて、自分のペースで働きたい人 |
B型の工賃は、多くの人が思うより低いのが現実です。厚生労働省の最新のまとめでは、2024年度(令和6年度)のB型の平均工賃は月24,141円です。A型の平均賃金は月91,451円なので、同じ福祉の事業所でも大きな差があります。uFitが目標にしている月7万円とも、まだ大きな差があります。
私は就労移行支援に1年あまり通ってから、障害者雇用で就職しました。福祉の場で働く人の収入の話は、私にとって人ごとではありません。だからこそ、この取り組みが心に残りました。
障害者雇用の仕組みは、はじめての方へで詳しく紹介しています。
- uFitの商品を作っているのは、障害者雇用ではなくB型の事業所で働く人
- B型は雇用契約がなく、受け取るのは給与ではなく工賃
なぜuFitはB型に製造をお願いするのか
障がい者としごとマガジンの取材記事では、uFitを運営する株式会社MAKERSの林さんが、B型の工賃が上がりにくい理由として「安定した仕事量の確保」と「事業所からの情報発信の不足」の2つを挙げています。短い単発の仕事だけでは工賃が安定せず、仕事が変わるたびに覚え直す負担もかかるそうです。
一方で、B型の事業所は少ない量をていねいに作る仕事が得意です。大きな工場に頼むほどの量がない会社にとっては、作りすぎや品切れを防げる相手になります。お互いの得意と困りごとがかみ合っている関係です。
同じ記事によると、委託先で月7万円の工賃を達成したことは12回あるものの、毎月続けて達成するまでには至っておらず、物価高の影響もあるそうです。
この話を読んで、買う側が「続けて買う」ことにも意味があると感じました。単発ではなく、安定した仕事量につながるからです。味がおいしくて続けやすいことは、自分のためだけでなく、作る人の安定にもつながると思っています。
- B型の工賃を上げるには、単発ではなく安定した仕事量が大事
- 少ない量をていねいに作るB型と、uFitの困りごとがかみ合っている
- 買う側が続けて買うことも、安定した仕事量につながる
割高でも私がuFitを選ぶ3つの理由
1. 何より味がおいしい
いちばんの理由はこれです。体にいいものでも、おいしくないと続きません。uFitはおいしいので、無理なく続けられています。
私の飲み方は、無調整豆乳200mlにスクープ2杯です。牛乳はあまり体に合わないので、豆乳で割っています。豆乳のおかげでコクが出て、さらにおいしくなります。
私が飲んでいるのは黒糖きな粉味です。黒糖の自然な甘さと、きな粉の風味が好きで、毎回飲むのが楽しみになっています。
2. 食事で足りない栄養を補いやすい
uFitによると、管理栄養士が監修していて、すりきり4杯(50g)を牛乳300mlで割ると、たんぱく質・食物繊維・ビタミン・ミネラルを1食分まとめてとれるように作られています。人工甘味料も使っていません。
私は朝早く起きて散歩や軽い筋トレをする習慣があり、体を整えることを大事にしています。毎日の食事だけでは足りない栄養を、手軽に補えるところが合っています。
uFit公式の飲み方は、すりきり4杯(50g)を、牛乳・豆乳・水のどれか300mlで割る方法です。その中でもuFitは牛乳割りをすすめていて、公式の栄養成分表示も「1食50g+牛乳300ml」で書かれています。
私は粉を半分にして豆乳で割っているので、1食分にはなりません。水・豆乳・牛乳で割った場合を比べると、次のようになります。
| 1回分 | 商品のおすすめ 4杯+牛乳300ml |
4杯+水300ml | 2杯+水 | 私の飲み方 2杯+無調整豆乳200ml |
2杯+牛乳200ml |
|---|---|---|---|---|---|
| 1回の値段 | 約505〜520円 | 約428円 | 約214円 | 約265〜275円 | 約265〜275円 |
| エネルギー | 386kcal | 198kcal | 99kcal | 188kcal | 225kcal |
| たんぱく質 | 23.1g | 12.9g | 6.5g | 13.9g | 13.2g |
| 脂質 | 18.0g | 6.3g | 3.1g | 8.9g | 11.0g |
| 鉄 | 2.5mg | 2.5mg | 1.2mg | 3.7mg | 1.2mg |
| カルシウム | 583mg | 243mg | 122mg | 152mg | 348mg |
| ビタミンC | 47mg | 44mg | 22mg | 22mg | 24mg |
※飲み方は、uFit公式サイトの商品ページの「お召し上がり方」によります。栄養の数字は、uFitが公開している黒糖きな粉味の粉1食50gあたりの値に、日本食品標準成分表の「豆乳」「普通牛乳」の値を足した目安です(スクープ4杯=50g、200ml=約206g、300ml=約309gとして計算)。「4杯+牛乳300ml」は、uFit公式の栄養成分表示(エネルギー386.6kcal・たんぱく質22.9g)とほぼ同じになります。値段は、uFitの500g(10食)4,280円(税込・2026年11月時点)と、豆乳・牛乳を1Lあたり250〜300円で買った場合の目安です。お店や時期によって変わります。
- 4杯+牛乳300ml(おすすめ):1食分の栄養がとれる。値段はいちばん高い
- 4杯+水:粉の栄養だけ
- 2杯+水:いちばん安いが、栄養も少ない
- 2杯+豆乳(私の飲み方):1食分にはならないが、鉄が多く、1回270円ほど
- 2杯+牛乳:2杯の中ではカルシウムが多い
1食分の栄養をしっかりとりたいならおすすめどおり4杯+牛乳300ml。牛乳が体に合わない人や、手軽においしく続けたい人は豆乳+2杯が選び方の目安です。
3. 支えてもらった福祉への恩返しになる
私は障害者のグループホームで生活を整え、就労移行支援に1年あまり通ってから、障害者雇用で働けるようになりました。福祉に支えられて社会に戻れた私にとって、福祉の場で働く人の仕事につながる買い物は、小さな恩返しのような気持ちです。
気持ちとしては寄付に近いですが、uFitは「寄付ではなく、働いた対価の工賃として払う」と説明しています。買った代金が、施設で働く人の仕事と収入になる。自分の体のためになって、恩返しにもつながるところが気に入っています。
- おいしいから続けられる
- 食事で足りない栄養を手軽に補える
- 買うことが施設で働く人の仕事と工賃につながり、支えてもらった福祉への恩返しになる
正直に感じているデメリット
私には安くない値段です。粉だけで1食(50g)約428円、おすすめどおり牛乳300mlで割ると1回500円ほどになります。私は収入が上がっても生活のレベルは上げないと決めているので、値段は気になるところです。豆乳と合わせて粉を半分にすると1回270円ほどになりますが、栄養は商品のおすすめの飲み方とは変わります。
それでも選んでいるのは、「安さ」だけでなく「お金の使い道」で選びたいからです。毎日の食べ物の中に、ひとつくらい応援したい人の仕事につながるものがあってもいいと思っています。
※値段は時期によって変わります。購入前にお店のページで確認してください。
uFitが向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
|
・味がおいしいものを続けたい人
・食事で足りない栄養を手軽に補いたい人
・買い物で応援したい人の仕事を支えたい人
|
・とにかく安さを優先したい人
・食事を完全に置き換えたい人(あくまで食事の一部として)
|
B型を利用したい人へ|利用の流れと、工賃の高い事業所の探し方
「B型の工賃は低い」と知って、自分や家族はどうすればいいのか気になった人もいると思います。ここでは、B型を使うまでの一般的な流れと、工賃の高い事業所を探すときのポイントをまとめます。
B型を利用するまでの流れ
- 市区町村の障害福祉の窓口か、相談支援事業所に相談する
どんな働き方をしたいか、今の体調で何ができるかを話します。 - 事業所を見学して、体験で通ってみる
作業の内容や雰囲気、通いやすさを自分の目で確かめます。 - 「就労選択支援」を受ける(2025年10月から)
B型を新しく使う人は、原則として先に就労選択支援を受けます。自分の希望や得意なこと、合う働き方を一緒に確かめるサービスです。50歳以上の人、障害基礎年金1級の人、働いた経験があって年齢や体力の面で会社で働くのが難しくなった人は、受けなくてもB型を使えます。 - 受給者証を申請して、事業所と契約する
市区町村から「障害福祉サービス受給者証」が出たら、事業所と契約して通い始めます。
※細かい手続きや、障害者手帳がなくても使えるかどうかは、自治体によって違うことがあります。くわしくは、お住まいの市区町村の窓口で確認してください。
工賃の高い事業所の探し方
- 都道府県が公開している「工賃実績」を見る
多くの都道府県が、事業所ごとの工賃の実績をホームページで公開しています。「都道府県名+工賃実績」で検索すると見つかります。 - 事業所の情報を検索する
WAM NETの「障害福祉サービス事業所検索」で、近くの事業所の情報を調べられます。 - 見学のときに、次の4つを聞く
| 聞くこと | 理由 |
|---|---|
| 平均の工賃 | 都道府県の平均(全国は月24,141円)と比べられる |
| 工賃の決め方 | 時間で決まるのか、作った量で決まるのかで、もらえる額が変わる |
| 仕事の種類 | 自分の体調や得意なことに合うか確かめられる |
| 続けて仕事を頼んでくれる取引先があるか | uFitの例のように、安定した仕事量があると工賃も安定しやすい |
会社で働きたい人は、就労移行支援という道もある
B型は雇用ではありません。体調が整ってきて、会社で働きたい気持ちがあるなら、就労移行支援に通って障害者雇用をめざす道もあります。
私は就労移行支援に1年あまり通ってから、障害者雇用で就職しました。就労移行支援の選び方は、IT系の就労移行支援とは?1年以上通った私がおすすめする理由と選び方で紹介しています。
- B型は、相談→見学・体験→就労選択支援→受給者証→契約の流れで使い始める
- 工賃の高い事業所は、都道府県の工賃実績と見学で確かめる
- 会社で働きたい人は、就労移行支援から障害者雇用をめざす道もある
よくある質問
Q. uFitは障害者雇用で商品を作っているの?
A. 会社が直接雇っているのではなく、障がいのある人が働く福祉施設(就労継続支援B型)に製造や梱包の一部をお願いしています。働く人が受け取るのは給与ではなく工賃です。
Q. 買うと寄付になるの?
A. 寄付ではありません。uFitは、施設で働く人に「働いた対価の工賃」として払うと説明しています。気持ちとしては寄付に近くても、実際は仕事の依頼です。
Q. すべての商品が福祉施設で作られているの?
A. 公式サイトでは、完全栄養食・ソイプロテイン・ホエイプロテインなどで、製造や梱包の一部を福祉施設が担っていると紹介されています。商品ごとにどこまで担当しているかは書かれていないので、気になる人は公式サイトで確認してください。
まとめ
- uFitは、製造や梱包の一部を障がいのある人が働く福祉施設にお願いしている
- 働く人が受け取るのは給与ではなく工賃。uFitは工賃を月7万円に上げることを目指している
- 割高だが、食事で足りない栄養を補いやすく、何より味がおいしい
- 買うことが、自分の体のためになり、支えてもらった福祉への恩返しにもなる
障害者雇用で働く私にとって、「障がいのある人の仕事」は身近なテーマです。毎日口にするものを選ぶときに、こうした取り組みを知るきっかけになればうれしいです。
出典
- uFit公式サイト「障がい者支援」
- uFit公式サイト「uFitのソイプロテイン、累計300万食突破」(2025年7月10日)
- 障がい者としごとマガジン「累計300万食突破!就労継続支援B型事業所とuFitのWIN-WINな関係から月額工賃7万円の達成へ」(2025年10月1日)
- 厚生労働省「平均工賃(賃金)月額の実績について」(令和6年度)
- 杉並区「就労選択支援について」
- WAM NET「障害福祉サービス事業所検索」
- uFit公式サイト「uFit 完全栄養食」(お召し上がり方・栄養成分表示)
- 文部科学省 食品成分データベース「豆乳」
- 文部科学省 食品成分データベース「普通牛乳」
uFitを知るきっかけになった動画(ミニマリストKさんによるuFit代表へのインタビュー)



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