はじめに
「数字を見るのが得意」「コツコツした作業が好き」
そんな方に人気の職種が「経理職」です。
障害者雇用でも、経理事務や会計アシスタントの求人は多く、安定して働ける職種のひとつです。
しかし、経理は専門的な知識が求められるため、「未経験でも大丈夫?」「どんなスキルが必要?」と不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、障害者雇用で経理職に就職するためのコツ・資格・面接対策をわかりやすく解説します。
経理職の主な仕事内容
経理の仕事は、会社のお金の流れを記録・管理することです。主な業務は以下の通りです。
- 伝票の作成・仕訳入力
- 請求書・領収書の処理
- 給与計算の補助
- 月次・年次決算のサポート
- 会計ソフト(弥生・freee・マネーフォワードなど)の操作
障害者雇用では、最初は「補助業務」から始めることが多く、上司や先輩のサポートを受けながら少しずつスキルアップしていけます。
採用担当が見るポイント
経理職の採用で重視されるのは次の3点です。
評価ポイント | 具体例 |
---|---|
正確さ・集中力 | 数字を間違えない丁寧な仕事ぶり |
報連相のスムーズさ | 不明点をすぐ確認できる姿勢 |
継続力・安定性 | 長期的に同じ仕事を続けられる安定感 |
障害内容に応じて、**合理的配慮(静かな席・スケジュール共有など)**を受けることで、自分の強みを最大限に発揮できます。
未経験から経理職を目指すステップ
ステップ①:簿記3級を取得する
最初の一歩は「日商簿記3級」です。
勉強期間は約1〜3か月。資格があると書類選考での印象が大きく変わります。
💡 ポイント
障害者雇用では「努力を継続できる人」として簿記資格が高く評価されます。
ステップ②:会計ソフトの操作を覚える
最近は「マネーフォワード」「freee」などクラウド会計が主流。
無料の体験版で仕訳入力を練習しておくと、面接でアピールできます。
ステップ③:職業訓練・就労移行支援を活用
就労移行支援事業所では、簿記やPC実務を学べるプログラムがあります。
訓練中に企業インターンに参加できることもあり、実務経験を積めるチャンスです。

就労移行に関するおすすめブログ記事は以下になります。是非こちらもチェックください。
履歴書・面接でのアピール方法
履歴書では「正確さ・継続性」を強調
例文:
「コツコツと正確に業務を進めることを得意としています。前職ではデータ入力やファイル管理を担当し、ミスを防ぐ工夫を続けてきました。」
面接では「支援の受け方」を明確に
面接では、障害配慮についても質問されます。
例:
「集中しやすい静かな環境だと力を発揮できます。スケジュール共有などでフォローいただけると助かります。」
このように「必要な配慮」と「できること」をバランスよく伝えるのがポイントです。
経理職のキャリアアップ例
- 日商簿記2級取得 → 決算補助業務にステップアップ
- 会計ソフト実務経験 → 総務経理担当へ昇進
- 実務3年+資格 → 障害者雇用枠から一般雇用枠への転換も可能
キャリアを積むことで、年収アップや在宅経理職など働き方の幅も広がります。
障害者雇用で経理職を探すなら
以下のような求人サイトを活用しましょう。
- アットジーピー【atGP】:事務・経理系求人が多く、配慮内容の相談がしやすい
- dodaチャレンジ:大手企業の経理求人あり
- マイナビグループの障がい者向け転職サービス:安定したバックオフィス求人が中心
それぞれの特徴を比較して、自分に合ったサポートを受けることが大切です。
まとめ
障害者雇用で経理職に就職するには、「資格+実務理解+自己理解」が鍵です。
焦らず一歩ずつスキルを積み重ねることで、安定して働けるキャリアを築けます。
経理は“信頼を積み上げる仕事”です。
コツコツ頑張るあなたの姿勢が、必ず評価につながります。
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