はじめに
「経理職に就きたい」「仕事に活かせる資格を取りたい」
そんな方に人気なのが 日商簿記3級 です。
しかし、社会人や通信大学生の方からはよくこんな声を聞きます。
「仕事で忙しくて勉強時間が取れない」
「独学だと続かない…」
「最短で合格するには何をすればいいの?」
そこで今回は、最短1か月で簿記3級に合格する勉強法を、初心者向けにわかりやすく解説します。
簿記3級の試験概要を押さえよう
まずは試験の全体像を理解しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
試験主催 | 日本商工会議所(日商簿記) |
試験形式 | CBT(パソコン受験)または紙試験 |
試験時間 | 60分 |
合格ライン | 70点以上(100点満点) |
主な出題範囲 | 仕訳・試算表・決算・伝票会計など |
簿記3級は、会社の日常取引を記録・整理する力を問う基礎試験です。
経理職・事務職を目指すなら、まずここを突破しましょう。
最短合格のカギは「学習順序」
効率よく合格するには、やみくもに問題を解くのではなく、理解 → 定着 → 実践 の順番が大切です。
ステップ①:基礎理解(3〜5日)
- 使う教材:市販テキスト1冊(例:「スッキリわかる日商簿記3級」)
- 目的:仕訳のルールと勘定科目の意味を理解
- コツ:イラスト付き教材で「貸借の感覚」をつかむ
📘 おすすめポイント
「借方=増える」「貸方=減る」と丸暗記せず、**“お金の流れ”**で理解しましょう。
ステップ②:仕訳の練習(5〜7日)
- 仕訳問題集を1冊解く
- 毎日30分でOK。数をこなすことが大切です。
- 苦手な科目(現金・売掛金・仕入・備品など)を重点的に復習
💡 ポイント
「ミスノート」を作って、間違えた仕訳をまとめると効率アップ!
ステップ③:試算表・決算の理解(3〜5日)
- ここが合否を分ける重要パート
- 「集計」「繰越」「損益計算」の流れをつかむ
- YouTube講義を活用すると、イメージで覚えやすいです
🎥 おすすめチャンネル例
- クレアール簿記チャンネル
- フィナンシャルアカデミー無料講座
ステップ④:模擬試験を2回解く(2〜3日)
- 本番と同じ時間で60分チャレンジ
- 得点が60点台でもOK。間違いを分析すれば合格圏内です。
独学におすすめの教材
種類 | 書名 | 特徴 |
---|---|---|
テキスト | スッキリわかる日商簿記3級 | 図解が多く初心者向け |
問題集 | 本試験問題集 日商簿記3級 | 実践的で出題傾向に近い |
アプリ | パブロフ簿記 | スキマ時間で仕訳練習 |
オンライン講座 | 【オンスク.JP】 | 動画+問題演習で理解しやすい |

しょう
独学が苦手な方はオンライン講座で勉強するのもおすすめです。
働きながらでも続く勉強スケジュール
期間 | 内容 | 学習時間 |
---|---|---|
1週目 | テキストで基礎理解 | 1日30〜60分 |
2週目 | 仕訳練習+問題集 | 1日30分 |
3週目 | 決算・試算表の練習 | 1日45分 |
4週目 | 模擬試験&復習 | 週末2時間まとめて |
📅 目安:1日30分×4週間で合格可能!
よくある失敗と対策
失敗例 | 対策 |
---|---|
テキストを最後まで読まない | まずは「第1章だけ理解→問題」方式で進める |
苦手分野を放置 | 間違えた仕訳をノートにまとめて復習 |
模試を解かない | CBT形式なら、模試で時間配分を練習 |
合格後のステップ
簿記3級はスタート地点です。
次のステップとして、次のような目標が立てられます。
- 簿記2級 → 決算や原価計算の知識を習得
- 経理アシスタント求人への応募
- 実務に役立つExcelスキルを並行学習
障害者雇用でも「簿記3級+実務理解」があれば、経理職への道がぐっと近づきます。
まとめ
最短で簿記3級に合格するには、
「完璧を目指さず、まずは1冊をやり切る」
これが一番の近道です。
焦らず、1日30分でもコツコツ続ければ、必ず結果はついてきます。
資格取得は、自信を取り戻す第一歩。あなたの努力が、次のキャリアにつながります。
コメント