MOSとITパスポートどっちを先に取るべき？【障害者雇用で事務職を目指す人へ】

はじめに

「ITパスポートとMOS、どっちを先に取ればいいの？」
事務職や総務職を目指す人の多くが悩むポイントです。

どちらも就職に役立つ人気資格ですが、目的と順番を間違えると時間と労力がムダになってしまうことも。
この記事では、障害者雇用を前提に、あなたに最適な「勉強の順番」と「活かし方」をわかりやすく解説します。

項目	MOS（マイクロソフトオフィススペシャリスト）	ITパスポート
主な内容	Word・Excel・PowerPointの実務スキル	IT・経営・セキュリティなどの基礎知識
主催	マイクロソフト社	経済産業省（IPA）
試験形式	実技（パソコン操作）	CBT（択一式）
難易度	やさしめ（基礎操作が中心）	やや広く浅い（暗記中心）
合格率	約80〜90%	約50〜60%
向いている人	事務・経理・総務系志望	IT部門・DX推進に関心がある人

障害者雇用で事務職を目指すなら、先にMOSを取得するのが圧倒的におすすめです。
理由はシンプルです👇

MOSはWord・Excelなど「具体的な操作スキル」を証明できます。
「この人は文書作成やデータ入力ができる」と、即戦力イメージを持たれやすいのが強みです。

✅ 面接でのアピール例
「Excel関数やグラフ作成を練習し、効率的に資料作りができるようになりました。」

実際の求人を見ても、

「Excel・Word操作できる方歓迎」
「関数・表作成できる方優遇」
という記載が非常に多いです。
MOSを持っていると、応募条件を満たせる確率がグッと上がります。

MOSの学習は、資格勉強＝実務練習です。
資格取得後すぐに仕事で使えるため、学んだことが無駄にならないのが特徴です。

MOSで事務の基礎を固めた後、ITパスポートを取ると以下のようなメリットがあります。

💡「ITパスポート＝仕組みの理解」「MOS＝実務の操作」
この2つを組み合わせることで、“使える×わかる”人材になれます。

資格	勉強時間の目安	学習期間（目安）	難易度
MOS（Excel・Word）	約30〜40時間	約1〜1.5か月	★☆☆
ITパスポート	約40〜60時間	約1.5〜2か月	★★☆

📘 おすすめ順番

① MOS（Excel・Wordどちらか）
② ITパスポート

この順番で進めると、効率よくスキルが定着します。

面接での一言で印象が大きく変わります。

「業務に必要なExcel操作をMOSで学び、ITパスポートで情報管理の基礎を学びました。
実務とITの両面から、より効率的に仕事を進められるよう努力しています。」

このように伝えると、“学びながら成長する姿勢”が伝わります。

ステップ	内容
① MOS	事務の実務スキルを証明。Excel・Word操作に強くなる。
② ITパスポート	ITやセキュリティの基礎を理解し、業務効率UPに活かせる。