障害者雇用の面接では、「これまでどんな仕事をしてきたのか?」という質問が必ず出てきます。
企業が知りたいのは、応募者のスキルや経験が業務にどう活かせるかという点です。
今回は、職務経験についてよく聞かれる質問と答え方を事例つきで紹介します。
前職の仕事内容を教えてください
✅ 答え方のポイント
- 担当した業務を簡潔にまとめる
- 応募職種に関係のある業務を中心に話す
- 「役割」+「成果」を意識する
💡 事例
「前職では、データ入力と書類整理を中心に担当していました。正確性を評価され、入力ミスをほとんど出さずに業務を遂行できました。」
得意な業務は何ですか?
✅ 答え方のポイント
- 応募先の仕事内容とリンクするスキルを選ぶ
- 抽象的ではなく「具体的に」示す
- 評価された経験があればセットで伝える
💡 事例
「データを正確に入力する作業が得意です。前職では入力件数が多い業務でも、スピードと正確性の両立を評価されました。」
苦手な業務はありますか?
✅ 答え方のポイント
- 正直に答えるが「工夫・対処法」を添える
- 「まったくできない」ではなく「工夫すれば可能」と示す
- ネガティブに聞こえないように言い換える
💡 事例
「電話対応は少し苦手意識があります。ただ、マニュアルを作ることで落ち着いて対応できるようになりました。基本的な取次ぎは問題ありません。」
これまでの職務経験をどう活かせますか?
✅ 答え方のポイント
- 応募先の業務とつなげて説明する
- 過去の成果 → 今後の貢献 という流れで話す
💡 事例
「前職で身につけたデータ処理の正確さは、貴社のバックオフィス業務でも活かせると思っています。効率的に業務を進める工夫も経験してきたので、貢献できると考えています。」
職務経験を伝えるときの注意点
- 長々と話さず、3分以内にまとめる
- 「できること」「できないこと」を正直に伝える
- ネガティブだけで終わらず、必ず「工夫・改善」で締める
まとめ
第2回「職務経験編」では、
- 前職の仕事内容は簡潔に
- 得意な業務は応募先とリンクさせる
- 苦手な業務も「工夫」で前向きに伝える
この3点を押さえることで、職務経験を安心して説明できます。
次回は 【第3回:給与編】。
希望給与や昇給・ボーナスに関する質問の答え方を、具体的な事例つきで解説します。
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