障害者雇用の面接では、「一般的な質問」に加えて、「障害に関すること」「配慮の必要性」など、特有の質問がよく出ます。
準備せずに本番を迎えると、うまく答えられず後悔することも…。
でも安心してください。よく聞かれる質問はパターン化されています。
この記事では、実際に私が受けた質問も含め、よくある質問と模範的な答え方の事例をまとめました。
✅ よくある質問と回答事例【7選】
① あなたの障害の内容について教えてください
面接官の意図: 配慮すべきポイント、業務への影響を把握したい
📝 答え方のコツ:
- 診断名よりも「困りごと」と「対処法」を具体的に伝える
✅ 回答例:
「発達障害(ASD)があります。音や視覚の刺激に敏感で、集中力が切れやすい傾向があります。そのため、イヤーマフを使用したり、ToDoリストでタスク管理をすることで対処しています。」
② どのような配慮が必要ですか?
意図: 企業が対応可能かどうか判断したい
📝 答え方のコツ:
- 「この配慮があれば働けます」と前向きに
- 過剰な配慮はNG(自立性も大切)
✅ 回答例:
「週1回の通院で早退が必要になる場合があります。事前にお伝えすることで調整可能です。それ以外の時間は通常勤務が可能です。」
③ ストレスを感じたとき、どう対処していますか?
意図: 感情のコントロール方法を見ている
📝 答え方のコツ:
- 自覚している点と、自己管理法をセットで伝える
✅ 回答例:
「マルチタスクが重なると焦る傾向があります。そうしたときは一度メモに書き出し、優先順位を整理して落ち着くようにしています。」
④ 職場で困ったことがあったら、どうしますか?
意図: コミュニケーションの方法や相談体制の確認
✅ 回答例:
「まずは上司に声をかけ、時間を取ってもらうようにしています。一人で抱えずに相談するよう意識しています。」
⑤ なぜこの会社を志望したのですか?
意図: 自社への関心度、ミスマッチの防止
📝 答え方のコツ:
- 企業研究をした上で、共感した点を話す
- 「どこでも言える内容」は避ける
✅ 回答例:
「御社がチームで助け合いながら業務を進めている点に共感しました。私自身、前職での事務経験を活かしながら、周囲と連携しつつ働きたいと考えています。」
⑥ 継続して働けますか?体調は安定していますか?
意図: 長く働けるかどうか、通院状況の把握
✅ 回答例:
「現在は体調も安定しており、週5日勤務が可能です。月1回の通院以外では、業務に支障が出ることはありません。」
⑦ 自己PRをお願いします
📝 答え方のコツ:
- 障害に関係なく「人としての強み」を話す
- 実績や経験も交えて具体的に
✅ 回答例:
「コツコツ取り組むことが得意で、ミスが少ないと前職でも評価されていました。データ入力ではミス率が0.1%以下で、正確性を活かして業務に貢献できると考えています。」
🔁 面接で緊張して言葉が出ないときは?
- メモを持ち込んでOK(一言添えれば印象も悪くなりません)
「緊張しやすいため、ポイントだけメモを見てもよろしいですか?」
- ゆっくり話すことを意識
→ 早口になりがちな方は「深呼吸+一呼吸置く練習」が効果的です。
🗒 まとめ
- 障害者雇用の面接では、特有の質問が多く出ます
- どの質問も、「自分を理解し、対処できているか」がポイントです
- 模範解答をベースに、あなた自身の言葉に落とし込んで準備してみてください
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